2018-01-25 

寒起こし

渓流釣り解禁に向けて朝の速足散歩をする途中で、近所のオバアサンが畑仕事をしている場面に出会いました。
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畑仕事はこの時期にやる寒起こしです。
当地は冬でも最低気温が零下5℃以下になるような事は何年かに一度だけで、寒さによる土中の害虫駆除や病原菌殺菌は期待できません。
そこで、寒さの厳しい時期に畑土の天地返しをして、病害虫が越冬する深い部分を寒気に晒して駆除を行おうと言うものです。

そんな寒起こし、ソロソロやらねばと思っていたのですが、目先で困っているわけでは無いので、ナカナカ腰が上がりませんでした。
所うが寒起こしをやっていたオバアサン、年齢は90歳。
今は亡き旦那さんと専業農家として長年畑を耕してこられ、今は骨粗しょう症で背骨が伸びないんですが、一鍬一鍬と黙々とやっておられます。

そんな姿を見て、こりゃイカンと、自分も寒起こしをすることに。
先ずは自宅の生垣跡畑。
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アスパラガスの株が越冬している場所だけは避けて、深起こしをしました。
土が締まらない良い状態なので、寒気晒しの効率の良い、塊での天地返しは出来ませんでしたが、地中分が表面に出て来ました。

次に、借りている市民菜園の畑。
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越冬栽培をしているキャベツ/タマネギ/豆以外の畝は寒起こしをしました。

こちらの畑は未だに土が締まり易い畑土には今一つの状態が、寒起こしでは逆にいい感じで進みます。
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塊のままに積み上げて、表面積も増して、上手く寒風に晒されそうです。

そんな風に寒起こしをしていると、色々なものが出てきます。
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根切り虫ですね。
比較的暖かい土中で冬を越して、春の訪れを地中で平穏に待っていたのを、無理やり起こされて、踏みつけ殺すか凍死させる訳で可哀想ですが、寒起こしの攻撃対象の一つでもあり致し方ありません。
また、この市民菜園では埋立地での1からの耕作を始めて、既に3年が経っていますが、未だに鼠色の塊が土中から出てきます。
セトモノの瀬戸らしく、原料陶土の塊です。
陶土粘土の混じった酷い土だったので、堆肥やワラや籾殻などを漉き込んでの土作りに力を入れてきましたが、未だに厄介な粘土塊が出てきます。

目についた厄介物は取り除きながら、何とか寒起こしは済みました。
天気予報を見ながら寒起こしをしたので、翌日は相当に冷え込んで、夕には雪も降り始めました。
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予定通りに病害虫を寒さで退治できると、ありがたいです。

2018-01-16 

真冬の追肥

エンドウ,ニンニク,タマネギに今年はキャベツとイチゴをプラスして、越冬栽培しています。
冬の間は成長が殆どないので、ほぼ放置状態ですが、タマネギだけは冬の間の追肥をしています。

タマネギの栽培法は色々と紹介されていますが、追肥時期はかなりのマチマチです。
今年でタマネギ栽培は3回目ですが、自分も少しづつ栽培法を変えています。

①1回目の一昨年は、晩成種を栽培して、10月末植え付けで、最後までマルチをして、年末1回目追肥後は最終2回目追肥を2月末頃で、その後は水だけで6月上旬収穫でした。
相当に肥大化して、収穫した時には喜んでいましたが、保存性が悪くて、夏から一部に腐敗が始まり、年末までに収穫の3割ほどは破棄でした。

②2回目の昨年は、早生種と晩成種を栽培をして、10月末植え付けで、マルチは冬の間だけはして2月中旬には外してしまい、年末1回目追肥後の最終2回目追肥は2月中旬で、その後は水だけ栽培で早生種は4月上旬収穫で、晩成種は6月上旬収穫でした。
肥大化はそこそこでしたが、味が良いと非常に好評で、保存性も良くて、腐敗は無しでした。

③3回目の今年は、11月上旬植え付けで、早生種と晩成種を栽培をして、1回目の追肥は1月中旬の今回で穴施肥です。

購入苗をマルチを使った畝に、11月上旬に定植しました。
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購入苗が少し大きめだったので心配していましたが、定植後1週間ほどで半分ほどの葉が枯れて、その後新たに葉が出て伸びて、元肥えのみで、年明けの今、ちょうどいい加減のサイズになって来ました。

過去2回の栽培では、マルチの植え穴に施肥していました。
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茎根元に化成肥料があたって、何となく肥料負けしそうです。

本当は株間に施肥して中耕すると良いんでしょうが、マルチがあるので出来ません。
そこで今年は、穴施肥を試みます。
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φ10mm鉄パイプと化成肥料を用意して、株間にマルチの上から鉄パイプを20mm程刺してマルチと栽培土に穴を開けます。

そこに、1穴辺り5粒ほどの化成肥料を入れました。
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150株に、150個ほどの穴を開けての穴施肥完了です。
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この後は、大凡1ヶ月後の2月中旬にマルチをメクッテしまって、2回目の追肥中耕をして、その後は水やり草取りだけで収穫を目指します。

当地の農協の1人の方は、マルチ栽培や遅追肥での肥大化を避けて、家庭菜園では味が良くなる事優先だろうとして提案するのでそれに沿ってトライしてみます。
去年の栽培は、農協指導に沿った栽培で、何より味が好評だったので、今年も締まったタマネギを目指しますが、実際にどうなるかは春先の日照と気温にも左右されるでしょう。
お天道様を眺めながらのドキドキも楽しの、土遊びです。
2017-12-16 

貴重な葉物野菜

今年はどの野菜も高沸との事で、家庭菜園野菜も人気沸騰(嬉)ですが、僅かな菜園の作物も天候不順の影響で、出来は今一つです。
そんな中、例年から菜飯や煮物などに使ってもらえている大根の葉は、今年は女性陣から身に余る程(笑)の厚遇を受けています。
その為に、葉を長く使いたいと大根の全掘り上げも先延ばしにして、使うたびに畑から抜いていましたが、この所の寒気のせいで大根葉の痛みが始まりそうです。
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そんな風に大事に使って残っている僅かな大根も、もう葉を切落として保存作業をする頃だと話していたら、娘が「栄養もあって美味しい大根葉、今年は葉物が高いから冷凍保存してくれ」との依頼。
そこで、大根の地中保存と共に、大根葉の冷凍保存処理も。

先ず大根本体ですが、“かんぺ~さん”の真似をして、その場で土埋め方式で今年はやってみます。
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貴重な?葉部分を先ずは切り取って、本体周りに土を寄せ、コンモリト埋めます。
これなら、確実に1本づつ掘りだせます。
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両手で抱える程の葉が採れました。

次に主題の大根葉の保存作業です。
クックパットの保存レシピに従って、仮茹で後の冷凍保存です。
先ずは固い葉の先端部分を切りそろえて、茹でる鍋に見合った長さにして、キレイに洗います。
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後の処理がし易い様に、葉元をくっ付けたままです。

沸騰したお湯に塩を入れた大鍋に入れて、1分ほど仮茹。
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仮茹でが終わったら流水に入れ、冷して、茹でを止めて軽く絞ります。

そして、使う時のサイズに切ります。
女性陣の要望に従って、1cm長さの菜飯等用と、5㎝長さの煮物等用にしました。
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そんな風に切りそろえた大根葉を、ジップロックに入れます。
冷凍保存する時の定石通りに、なるべく平たく延ばして、冷凍加工ゾーンで急速冷凍。
薄く平らにして冷凍保存しておけば、使う時は必要な分だけを割りとって、女性陣が調理してくれます。
2017-11-16 

お豆さん

今年で3年目の越冬栽培のお豆さん。
昨年から始めたソラマメの今年4月下旬からの収穫は順調で、極めて評判が良かったので今年も植付けます。
一昨年に始めたエンドウは、キヌサヤエンドウとスナップエンドウを隣同士で栽培したら、キセニア現象でキヌサヤスナップエンドウになってしまい、出来栄え美味しさは今二つ程でした。
そこで昨秋植付はスナップエンドウだけにし、出来栄え評判も上々でしたが、植付けた一部は越冬時の寒風に負けて1割ほどを枯らしました。

そんな中で、今年もソラマメとスナップエンドウを作付けする事にしました。
今迄は、豆は鳥の大好物なので、鳥に豆を食べられないようにと自宅でポット播種して、苗になってから定植していました。
それに対して今年は、全部を直播にして、最初から北風除けの不織布トンネルを掛けて鳥害を防ぎます。
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マルチに穴を開けての直播で、エンドウは完全に浅く土をかぶせ、ソラマメはお歯黒を地中に頭を地上に出しての播種です。

そして、予定通りに鳥除けの為に、北風除けの不織布トンネルを最初から掛けました。
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そして、新しい試みで、覆布の裾を土に埋めるのを放棄して、マルチの上で不織布を支柱で抑えながらUピンで固定する方式です。
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北風は避けたいのですが、冬の寒さにある程度は晒した方が出来が良いとの事なので、簡単にトンネルを開閉する為です。

そんな、播種直後の豆を鳥が食べるのを防ぐための不織布トンネルの中に、播種をしたのは11月1日。
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1週間程で、エンドウは発芽し、ソラマメは漸く硬い殻が口を開いて来ました。

更に1週間もすれば葉も展開し始めます。

問題は越冬負荷の加減なので、エンドウが育ちすぎた場合には、エンドウの蔓先を切って、越冬負荷を小さくします。
そして、大寒の頃には、強い寒風には当てないようにトンネルを半開にして適度な寒さに晒しながら、春を待ちます。

そんな風に今シーズンの豆栽培を始めたら、周りの声が。
ソラマメの作付けが少なかった様です。
今年は昨年植付した10粒の残りの種の6粒だけです。
昨年評判が良かったので作付けを増やすかと思ったら、減らすとはケシカランとの事。
嬉しいクレームなので、来シーズンからは種袋使い切りの15粒程の作付けが良さそうです。


2017-11-10 

比較栽培

先回の人気野菜に再評価出来たタマネギに引き続いての、家庭菜園記事です。
一年を通じて、台所に立ってくれている新旧の女性陣からの需要が高いキャベツ。
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今収穫している秋採りキャベツです。

初夏採り、秋採り、冬採りと栽培していますが、春採りキャベツが抜けています。
昨年、秋撒きの越冬栽培での春キャベツを目指したんですが、全滅しました。

駄目だった理由が判然とはしていませんが、どうも寒さ除け方法に問題があったんでは無いかの意見が多かったのです。
キャベツは寒さに比較的強いとネット上では書いてあるんですが、昨冬の栽培では、霜にやられてはいけないと、ビニールトンネルでスッポリ覆いました。<厳冬の中>
それが良くなかった様で、厳冬時期の1月末に枯れました。
道路トンネルの様に入口出口だけ解放の長いビニールトンネルだったんですが、解放部付近から外気に最も遠い中央部まで同じ様に枯れました。
枯れた原因は、自然の雨露が全くかからない状態の中で、人手水やりが上手く出来なかった、と言う事にしました。

そこで、今年のキャベツの越冬栽培は自然の雨露も若干は入る様に、寒さ除け方法を変更して試します。
本当は栽培品種も複数試してみるべきでしょうが、昨年同様の品種で試します。
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タネ袋の裏書を信じて、昨年と同じ種で秋播きをしますが、今年は直播です。

周りで越冬キャベツを作っているのは私だけなので聞く相手がいません。
今年は防虫ネットと不織布のトンネルで、育ち具合を比較しながら栽培してみます。
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手前が防虫ネットのトンネルで、風も結構通し、遮光も僅かで、霜に対しては幾らかは防いでくれるでしょうが、防寒効果はほぼ無いでしょう。
奥が不織布のトンネルで、風はほぼ防いで、カタログでの遮光率は10%だけという事で、霜を防ぐ効果も期待でき、幾ばくかの温室効果も期待できそうです。
冬の間は寒さ除けで、春の収穫までは青虫除けに使いたいと言う、二股の狙いです。

不織布での寒さ除けはこんな状態。
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寒風避けには効果がありそうですが、光が入っている量は僅かに見えます。
こんな状態で本当に、キャベツが虫を除けながら順調に肥大化できるのかが疑問です。
とは言うものの、ブロッコリーの虫除けに不織布を使って、キチンと育てている人が周りにいるので、植物が成長できるほどの光合成も出来るのかも知れません。

播種から晴れが続いた5日目、不織布では芽が出ました。
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発芽に御日様は殆ど関係ありませんが、やはり不織布で暖かいのか順調に発芽です。

防虫網での寒さ除けはこんな状態。
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実は、この防虫網での寒さ除けは、一昨年にスナップエンドウの越冬に利用したんですが、半分位が霜でやられてしまいました。
キャベツは寒さに強いと言う事なので、期待したい所です。

同じく、播種から五日目の防虫網トンネル。
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発芽していないように見えますが、右上の位置にモミガラをもたげようとしている芽が見えます。
防風効果の高い不織布よりは遅れていますが、翌日の六日目には不織布並みに芽が出揃いました。

不織布の方が、寒風避けには効果がありそうですが、光や水分が入ってくる量は僅かに見えます。

ビニールトンネルの失敗を改良したいと、今回の不織布と防虫網の同一条件での比較栽培。
不織布と防虫網の長所短所が体験できれば、今後の適材適所に活かせる筈です。
そして、教えてもらうばかりの市民菜園仲間の先駆けになれば、一番良いのですが・・・。