2020-12-05 

古代エジプト展

名古屋にある愛知県美術館で古代エジプト展が開かれていたので、名古屋大学病院に行った帰りにコロナウイルス感染に怯えつつ観てきました。
201202古代エジプト展10
この古代エジプト展はオランダのライデン国立古代博物館の所蔵品を借りての展示です。
2020年4月~2022年2月までの長期にわたって日本全国8箇所で開催計画されましたが、福岡と札幌での開催はコロナ影響で中止となり、コロナが小康したとした9月から愛知県で国内初開催になりました。
12月19日からは来春3月まで静岡県開催が静岡市美術館で予定されていますが、コロナは「最大の危機的な局面の蔓延期」と11月18日に断言した川勝静岡県知事はどんな判断をするのでしょうか。

愛知県美術館のエジプト展会場入口は2重のコロナ検問で、厳戒態勢です。
201202古代エジプト展11201202古代エジプト展12
小康していると開催したものの、大エジプト展愛知県美術館開催が終盤近くになって、コロナ第3波が過去最高になって、愛知県美術館でのクラスター発生を何としてでも防ぎたいのは当然です。


エジプト王朝/エジプト文明は今から5000年ほど前に始まりましたが、日本は縄文時代前期と初期土器と竪穴式住居の時代。
そんなエジプト文明は、2100年程前にローマ軍に滅ぼされるまで続いたんですから、気の遠くなるほどの長期国家です。

(注:今回の写真は大エジプト展の展示物写真と、一般的なエジプトにまつわる写真が混在しています。)

エジプトと言うと、何と言っても大ピラミッドと大スフインクス。
201202古代エジプト展21
カイロ郊外の砂漠の中にドッシリとたたずむその姿は、人の姿が豆粒ほどにも見えぬほどに巨大です。

そんな巨大ピラミッドをオランダに持ちさる事は出来ないので、高さ47cmと超小型のピラミッド形。
今回の展示であった、美しい方錐形と精密な彫刻に目をみはります。
201202古代エジプト展31
ピラミッドのテッペンの石、ピラミディオン。
名古屋城天主の金のシャチホコが、マッカーサー進駐軍に持ち帰られたようなものです。

エジプトの王族が築いた、大円柱を備えたカルナック神殿。
201202古代エジプト展40
その134本もの巨大な円柱は、重機のない時代に、どの様に作り/運び/組立てたかと想像するだけで、王族の力と美的センスの程が分かります。

そんな巨大権力の王族が築いた美しい神殿をオランダに持ち帰る事は出来ないので、王族の美しい棺が持ちさられました。
死者の姿を模した形と彩色は美しく、亡くなった王の偉業を記した絵とエジプト文字が美しさを際立たせます。
今回の展示では、王族の棺が多数展示されていました。
201202古代エジプト展41
この棺、実際は何重にも重ねられ、ツタンカーメンの棺などは3重の人形棺と、4重の厨子に覆われています。
今回の展示は、そんな王達の何重もの棺の中で、最も内側の第1棺を持ち帰ったものです。
仁徳天皇陵の最内側の家型石棺を、アメリカに持ち帰ったようなものです。

エジプトと言えば、ピラミッドや神殿などに描かれた、王の歴史などを書いたヒエログリフ文字と王達の姿。
今回の展示でも、そんな壁の一部を切り取って、オランダに持ち帰ったものが展示されていました。
201202古代エジプト展51
4500年前に刻まれたとは思えない精緻さは感動ものです。

そんな彫り物ですが、エジプトに残っている神々の像や彫り物の多くは顔が潰されています。
今回の展示は、そんな顔を潰された彫り物の展示はありません。
201202古代エジプト展52
ローマ帝国の時代にあったキリスト教の弾圧の頃、キリスト教徒はエーゲ海を渡ってエジプトに逃げ、古代エジプトの遺跡内部に隠れ住んだと言う。
そんな古代キリスト教徒は神はイエスのみの一神教。
隠れ住みかとは言え、エジプトの神々と共に居られないと、エジプトの神々の顔を一つ一つ潰してしまったんです。
そんな中で、巨大な砂漠の砂の中に埋もれていた部分だけは、キリスト教徒による恩を仇で返す破壊を免れて、今も無傷で残っているわけです。

そんな大エジプト展の会場を出ると、出口で大勢の人が何やら書いていました。
201202古代エジプト展98201202古代エジプト展99
来場者登録を書いているものです。
万一にもコロナウイルス発生した場合の感染追跡用だとか。
この日の病院でもコロナは今までで一番の厳戒態勢でしたが、コロナの脅威に配慮しながらの開催に、関係者は心砕きながらで、本当にご苦労様です。

余談ですが、パリ凱旋門とルーブル美術館の中間辺り、シャンゼリゼ通り東端にあるコンコルド広場に建つ巨大な記念碑(オベリスク)。
201202古代エジプト展79201202古代エジプト展78
表面の模様からも分かるように、エジプトのルクソール神殿入口に対であったオベリスクの右側を、19世紀にパリに運んだものです。
ルクソール神殿左側のオベリスクは、右側移設後のエジプト側の態度硬化でパリに運ばれずにすみました。
元々はラムセス2世の偉業を刻んだ記念碑が、今では19世紀フランスの世界制覇力を象徴する記念碑としてパリのコンコルド広場に建っているのは何とも皮肉です。
21世紀も半ばになれば、パリに奪われたままになっているオベリスクが、天安門広場に再移設されるのかも知れません。


今の年齢になると色々なことを考えてしまいますが、半世紀以上前になる中学生の頃、名古屋でツタンカーメン展が開かれました。
そのツタンカーメンの黄金のマスクを見て、その金とラピスラズリ青の対をなした美しさと迫力に圧倒された事は昨日の事の様に思い出されます。
201202古代エジプト展95
ツタンカーメンの黄金のマスクは、エジプトのカイロ博物館の目玉展示物なので、今回の展示会では見られません。
コロナ災禍で巣篭もり生活と内向思考になりがちな今こそ、今回の大エジプト展が多くの人々に、人類の歴史と文明に対するロマンを感じるものになれば良いなと思っています。
2020-12-02 

電波干渉障害

先日の事、婆妻様の怒りの声が・・・。
怯えながら耳を澄ますと「エエトコやのに、見えへんガヤ」と40年余りの瀬戸暮らしで習得した、流暢な瀬戸弁の独り言。
テレビを観ようとしたところ、NHK総合が写らなかった様です。
201205電波障害10
「すぐに見られるようにして!」との婆様の要求に従って、先ずは現状調査。
他のテレビも調べて見ると、同様の傾向がありました。
その事から、今回の受信障害はテレビ側の問題ではなくて、アンテナ信号の問題と思われました。

テレビ自体のアンテナ調整画面で信号強度を調べると、地デジ受信強度は60db以上が安定して視聴できるのに対して50db未満でした。
BSは全て70db以上と完全に正常なので、地デジの電波状態が悪いのは間違い有りません。

地デジアンテナとアンテナ用給電やブースターの接続や電圧は正常と判断したので、考え込みました。
そして思い出したのが、携帯電話の回線増の為に、地デジの周波数帯の一部割当てを携帯電話に使う話。
当地では10月頃から影響が出るとのチラシが入っていたので、”700MHz利用推進協会”の異常時連絡先に異常の状態と時期をメイルしてみました。
201205電波障害11

201205電波障害12
すると、2時間後くらいに”700MHz利用推進協会”から電話が有り、午後には調査員が来てくれる事になりました。


早々に訪問して頂けた調査員に電波受信状況を調べて頂くと、やはり電波強度が低いとの事でした。
アンテナ直後には80db程度なのが、テレビ位置では50db前後に落ちている結果でした。
201205電波障害21
この様な状態は、宅内配線問題もあるが、ブースターの問題もあるとの事でした。
今のブースターは携帯電話に使われる事になった700MHz帯は増幅しないが、昔のブースターは700MHz帯も増幅してしまうのでその影響が出る場合があるという。

多くの場合は、ブースターだけを新型に変えれば直るとの事でした。
が、我家は地デジアンテナとブースターが一体になっているものなので、アンテナを撤去して、アンテナ自体も700MHzを拾わない新型にし、ブースターも新型に変えねばならぬとの説明に納得し、交換工事をして頂ける事になりました。
201205電波障害31201205電波障害51
工事が始まると、先ずは今までのブースター一体型のパネル型地デジアンテナを外しました。

用意してくれた、新しい地デジアンテナ。
201205電波障害52
右側にあるのが、外した今までのブースタ一体型のパネル型地デジアンテナ。
左側の少し小さいのが、新しいブースター別設置のパネル型地デジアンテナ。

準備と、取り付けと、調整と、後片付け含めて全部で1時間くらいの作業時間でした。
201205電波障害61

新しくなったテレビアンテナ。
201205電波障害81
緑矢印は既設のBSアンテナ。
青矢印は尾張地区の地デジタワー。
橙矢印は今回取り替えた地デジアンテナ。
赤矢印が今回取り替えた700MHz帯は増幅しないブースター。

結果は極めて良好で、画像の安定は勿論で、電波強度も85db前後で安定。
異常発見から36時間程でシッカリ直りました。
”700MHz利用推進協会”のクイックレスポンスに感謝です。
2020-11-29 

竿メンテ

オフシーズンになると、竿の冬篭りの前に、竿を丁寧に洗って、その機会に竿のメンテも行っています。
201009竿メンテ11
山渓で使っている竿は、シマノの天平5.3m硬調。
支流本筋や里川で使っているのは、シマノの天平6.1m硬調。
本流では、同じくシマノのBasis7.5m軟調。
天平シリーズは2段ズームが付いているので、細い流れでのチョウチン釣に便利です。

釣りで遡行の最中は、竿は竿鞘に入れて、腰ベルトから吊るしています。
201009竿メンテ21201009竿メンテ22
仕掛をメンテするときも、餌を付ける時も、釣り上げた魚を外す時も、その場を全く動かず、腰の竿鞘に竿を挿して、両手フリーで作業できるので、手返しも短時間になって、近くの魚を散らしてしまう確率を減らせて、連続釣に有利です。
そして、竿が地面に触れる機会がないので、竿に砂や土が付着する事が無く、割れの原因になる薄削れ傷もつきにくく、安定して扱えます。

お陰で、今シーズンも、竿の割れ折れなど無く過ごせました。
が、劣化はしたので、メンテを行います。

先ずは穂先の仕掛け取付け部。
天平の穂先先端はリリアンです。
201009竿メンテ31
2シーズンも使うとリリアンがチビてしまって、リリアンの交換。

古いリリアンを削り外して。
201009竿メンテ41

新しいリリアンを挿し。
201009竿メンテ51
リリアン根元と先端に接着剤を垂らします。
根元は勿論固定ですが、先端は道糸のスッコ抜け防止用の塊用です。
リリアン先端を結んでコブを作ればよいのですが、穂先が2番から外せなくなるので、接着剤で先端だけを硬くしています。

接着剤はコレ。
201009竿メンテ52
封を開けてから、10年以上も使い続けられている、瞬間接着剤232。
使い終わったら、先端に釘を挿し、横に寝かせて冷蔵庫に入れておけば、自然硬化もせずに長長期間の保管ができて便利です。


また、チョウチン釣なので、一日に何十回と竿を畳んだり展ばしたりするので、竿継ぎ手部分が磨耗してしまいます。
201009竿メンテ61
このまま使い続けると、最後はスッコ抜けてしまうので修理します。

修理の方法は、継手径を少しだけ太くする為に、薄いテープを貼っているだけです。
201009竿メンテ62
このテープはポリエステル製で、厚みが50ミクロンなので、1周巻くと継ぎ手径は0.1mm太くなって、上手く継ぎ手部で止まります。
以前は樹脂塗布した事もありますが、テープだと作業精度が安定し、竿固着も発生しにくくて簡単便利です。

これで、来シーズンも安定して使えるでしょう。
2020-11-26 

芸術の秋・愛知

先般、瀬戸美術館に行った折に別フロアで開催の美術展。
201126芸術愛知11
何ともポップな絵で、若い絵描きさんの展覧会かと思い、覘いて来ました。


所うが入ってみると、入口にあったのは如何にも二科の画。
画家さんの写真も有りましたが75歳前後の如何にも画家ゼンとした風貌。
201126芸術愛知21201126芸術愛知31
40歳の頃に二科で特選も受賞したと言う。

二科と言う事で、瀬戸美術館での美術展も納得。
実は二科会長の北川民治画伯は島田市出身ですが、戦前から瀬戸市で住み、喰えない時代は瀬戸高校の美術教師で食いつないだ事もあり、亡くなったのも瀬戸市の公立病院でした。
そんな北川民治の影響で多くの若者が、瀬戸に通い画風も影響を受けて、私の学校の美術の先生も弟子で、今回の美術展の堀尾画伯も、皆同じ様な画風です。

それだけじゃなくて、油絵じゃ喰えないときの食い扶持稼ぎも似ているようです。
二科の人たち、手印刷して安く沢山売れる、リトグラフや銅版画なども得意技。
201126芸術愛知61201126芸術愛知62
今回の画伯は、木株に彫る木版画が得意なようです。

75歳の堀尾画伯、今のマイブームは赤・青・金が目に飛び込んでくる若者が描くような絵。
201126芸術愛知71
ガラス絵で、ガラス板に裏からアクリル絵の具などで描く絵です。
ガラス絵用絵の具が、100均でも売られているほどに流行しています。

スペインやイタリアのカーニバル風のガラス絵もポップで、部屋に飾ったら映えそうです。
201126芸術愛知72

拡大するとこんな感じで、ガラスにペイントしている雰囲気が良く見えます。
201126芸術愛知73
黒い輪郭を描いて、アクリル絵の具で塗っていく。
ガラス絵・・・、塗り絵の要領でステンドグラス風に仕上がるのが何ともいいです。

日展と違って二科展の人は気取っていなくて、いいです。
歳をとる程に作風が軽くなるってのも、何とも新鮮で好きです。




この堀尾画伯、瀬戸にご縁があるというか、二科展作家らしく、陶皿絵でも遊んでいます。
民芸風で悪くないです。
201126芸術愛知81

2020-11-23 

越冬野菜

いよいよ、本格的な冬感が始まった当地。
未だ、霜などはおりていないので、寒さが本格化する前に丁度よい苗に育てています。
真冬前に育ち足りないと成長点が寒さにやられ、育ち過ぎるとトウ立ちしたり苗が凍て枯れします。

冬の寒さにあたると出来がよくなるという豆類。
しかし、借りている市民農園の寒風は激しいと聞き及んでいました。
そこで、寒すぎて凍て枯れせぬようにと、昨シーズンは不織布でトンネルを作って越冬させました。
が、不織布でも温室のような効果が出てしまって、春先に既に花が咲く始末で育ちすぎました。
一応の収穫は出来ましたが、スナップエンドウの収量は例年の3割がたでした。

今年も、11月上旬にスナップエンドウと空豆を播種。
201130越冬豆25201130越冬豆24


寒さ避けに一般的な藁や笹が無いので、大量にある籾殻で埋めるように防寒。
201130越冬豆31

その籾殻が風で飛び散らぬように、防虫網でトンネルにして籾殻と併用防寒にしました。
201130越冬豆41
例年は半分も食べ切れぬほどに豊作だったスナップエンドウが少作だった今年、来春の越冬豆の収穫が上手くいくとありがたい。

豆類同様に、越冬で栽培するタマネギ苗も無事に定着。
201130タマネギ21
今春~初夏に150個ほど収穫したタマネギも既に在庫切れ、来春3月下旬に収穫予定の極早生品種タマネギの収穫が待ち遠しい。

そして、越冬と言うよりは冬に収穫のアスパラ菜も順調に、初花が咲きました。
201130秋野菜61
菜の花のトウ立ち部を食べるような、アスパラ菜。
冬の本格化とともに楽しみな野菜です。